バス代が無くて帰れなくなってしまった

当時学生でバイトしていました。段ボールを組み立てたり整理したりする仕事で体を使う仕事でした。バイトは二人。私ともう一人やはり学生で、メガネを掛けて小柄な大人しいタイプでした。

普通はバイト同士、学生同士で話したり親しくなるもののように思いますが、殆ど口もきかず挨拶もろくにしないという関係でした。何でそうなったのかわかりませんが、どうも私の方で彼のことを理由も無く疎んじて、遠ざけたような気がします。

ある日何時ものようにバイトに出ました。バイトが終わった6時過ぎ朝から降り出した雨が、更に強く降っています。ロッカーではたと気が付きました。財布を忘れてきたのです。金が1円もありません。朝出かけるときはテーブルの上に有った小銭を掴んで、それがラッキーなことにバス代になりました。
5万借りたいような場合には消費者金融が便利です ~ 5万借りたい

帰れない。歩いたら何時間かかるか、2時間?3時間?見当もつきません。歩いたことのない田舎道、夜の土砂降り・・・。

目の前にはバイトの彼が飄々として大人しく着替えを終わろうとしています。普段つっけんどんにして極まりが悪かったのですが、130円貸してくれと頼みました。金額で気づいたのでしょう「バス代ですか」と言って快く貸してくれました。

それがきっかけで次の日から友達になりました。

このページの先頭へ